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すこやかな生活と健康の秘訣です。

睡眠について

考え方

人は睡眠の重要さにあまり気がついていないのかも知れません。若いころからの教育からして寝ても覚めてもとか、睡眠を惜しんでという言葉が示すようにいつの間にか軽んじられるようになってしまったと思います。しかし、睡眠をやめてしまったら人生は成り立たないのであります。人間は寝ている間に昼間に疲れた疲労を回復できますし、やる気も復活してくるものです。これは、人の生活を司っている、交感神経と副交感神経が寝るのを境に入れ替わるからであります。起きていた時、交感神経が優位だったものが睡眠を機に副交感神経優位に代わるからであります。副交感神経はリラックス作用を司るもので昼間に緊張した身体や精神を復活させる機能があるのです。ですから睡眠が不足すると復活させるべき身体や精神が元に戻らず、いつの間にか慢性疲労を背負ってしまうことになります。これが万病のもとになるのです。


院長写真













どうしたらよいか

寝ている間はもちろん明確な意識がないものですから、日常に役立たない時間と考え勝ちですが、とんでもない話で復活の時間なのです。ですから寝具の中に入ったら、寝ることを最優先しなければなりません。昼間の仕事で起きたトラブルや上司に怒られた結果を気にして眠りにつけない。明日を考えくよくよ、いらいら何時までも寝付けない。これは何としても避けねばなりません。ではどうしたらよいか。

1.寝るときは、意識しても昼間の生活を持ち込まないようにすることです。寝るのは自らを復活させてくれる時間なのですから、自分を安静な状況に横たえてやる。昼間あった嫌なこと、心配事のほうから考えている自分を見直して、楽しい思い出、、わくわくする出来事を意識して考えることです。楽しい思いのときは、嫌な思いは出てこないのです。この間に眠りに入ってしまう様に毎日を心がける。
2.適度な疲労は、睡眠を誘発してくれるものです。日常の中で散歩でも、ジョギングでも有酸素運動を心がけて、寝る時刻には眠気が出てくる習慣づけをして行くことです。
3.寝室は真っ暗にして、意識を日常生活から完全に切り離してやることです。(テレビ、ラジオは禁物)



ちょっと良い話