病は気からという言葉があります。まさに、気の持ち方次第で健康にも、不健康にもなるものなのです。
特に、どこかが痛かったり、熱があったりすると、それで気持ちが萎えてしまって、回復が更に遅くなるケースもよくあるのです。人間の生命の中には脈々と生命をつないできた強い強い力が隠れています。それは誰の生命の中にも存在しているのです。それを周りから誇大に恐怖をあおる宣伝によって自らの力を弱めてしまっているのが、今の社会の姿なのです。病の時も自らで自らを励まして気を溌剌とさせて行くことが一番の健康の極意なのです。
誰でもが、元気の時は病のことは考えないものです。ところが、熱が出たり、どこかが痛かったりすると一変して、ああなったらどうしよう、こうなったらどうしようと急に不安になり、恐怖したり心配したりするようになるものです。ところが、この恐怖や心配というものは人間の病に対して決して良い方向には働かないのです。却って病を悪化させるものなのです。だから、まずこの恐怖や心配を払拭することが大事なのです。