見出しHEADLINE
我々人間を始めとする、生物は38億年に及ぶ歴史の中で食を摂ることによって命を保ってきたのであります。
しかし、生き物を食すという大原則からは、一歩たりとも外れてはいないのである。だから、生命起源の原則から考えるなら、できるだけ生きたままのものを食すのが自然というべきなのでありましょう。調理した肉を食べるよりも、口に入れるその時まで生きている果実などのほうが、自然の摂理に従っているといえるのです。玄米が身体に良いと言われるのも、直前まで生きていたものだから、生命の精気を取り込むことができるのです。こうして考えたとき、菜食を主体にした食生活のほうが、人間の生命摂理に順応しているといえるのではないだろうか。人間が、生き物以外で摂取するものといえば、水と塩がある。