健康寿命を自らの寿命に近づける 2015年11月13日
健康寿命とは、2000年にWHO(世界保健機関)が公表した言葉で、日常的に介護
を必要としないで、自立した生活ができる生存期間。とされており、平均寿命から
介護を引いた年が健康寿命となる。
今の日本の実態は、2010年のデータで見ると、男性が平均寿命79.6歳、健康寿命70.4
歳、女性が平均寿命86.3歳、健康寿命73.6歳となっています。
ですから介護年数が、男性が9.1年、女性が12.7年あるわけです。
何ともったいない話なのでしょう。本来人間は、死ぬまで元気で生きられるように
できているのです。長野県の取り組みでPPM活動というのがあります。生きてい
る間はピンピンとしていて、死ぬべき時が来たらコロリと死んでいこうという活動
です。これが本来の姿なのです。
マスコミやコマーシャル、それに医療までが健康のために、食べ物や薬や健康診断
を推奨していますが、本当にそれが本筋でしょうか?
これらすべてはあくまで、補助であり本筋ではないと思うのです。
お金を稼ぐことを主体に展開されているため、人間が元気でいるという本筋を置い
て儲けを先行しているとしか言えないと感じざるを得ないのであります。
健康寿命を自らの寿命に近づけるために、最も重要なことは、まず、ご自身自身が
平均寿命まで元気で生ききると思うことなのです。人間はなんの力で生きているの
でしょうか。筋肉でしょうか、いーえ、筋肉は動かされている受動体に過ぎません。
人間を生かしているのは、やる気やその気という気の力なのです。
その気の力はどこから出ているのでしょう。脳から?いや、その脳も結果から見た
ら受動体なのです。それは死ぬまで人の命を保持し続けている生命力から起こって
きているのです。ですからこの力を信じて死ぬまで元気で生ききると思うことが一
番重要なわけです。
この力を信じることがご自身の体に必ず良い効果を与えてくれます。
その次に考えるべきことは、人間が生きている生存条件を考えると見えてきます。
人間の生存条件は、呼吸、栄養吸収、老廃物の排出です。
ですから、この3作用を完全に遂行させることが、次の筋道になるわけです。
1.完全なる呼吸のために全身の筋力を適度に鍛えること。意識的に深呼吸を心
がけること。
2.確実な栄養吸収のために、植物性食品を主体とした食生活の習慣づけること。
3.規則正しい老廃物の排出のために、睡眠を含める節度ある生活を習慣づける
こと。
これが、必要な本筋なのです。
マスコミやコマーシャルベースに迷わされ、本筋から離れたところに浪費するのは
もったいない話です。
自らの命です、生かされている間は完全に生ききることをめざして行きたいもので
す。