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情味ある旅



           (大川画伯の作品)

ニュージーランドに大川画伯御夫妻を訪ねる                      2019531

細君の大学時代の先輩が、大川画伯の奥様であったことがご縁で、ニュージーランドに大川画伯ご夫妻をお訪ねして
ゆっくりと歓談する機会に巡り合うことができました。


何故大川画伯御夫妻が、ニュージーランドに住むことになったのかをお話する前にニュージーランドについて
お話させていただきます。

ニュージーランドは、南半球に位置しオーストラリアの東側にある島国です。面積は約27万平方kmで日本の
37万平方kmに対して73%の面積で、本州と九州を合わせた位の広さがあります。

この土地に住んでいる人は
 450万人で、日本でいうと福岡県の人口約510万人より少ない人しか住んでいません。
特色として人に対して
10倍もの羊が住んでいるそうです。

以前は7000万頭の羊がいたとか。ですから、この国は農業と観光で成り立っている国です。気候は赤道を挟んで
日本の反対側にあるイメージで気候も四季があり、夏も冬もはっきりしていて、火山も多く温泉地にも恵まれて
います。

わずかな滞在ながら感じたことは、豊かな国であるという思いでした。牧畜が豊かで、少ない人口に対する福利
厚生施設が行き届いている。

人口が少ないだけに移民者に厚遇をしている。永住権という国籍とは違う特権が与えられ長く母国に納税した人には、
国籍がなくても年金制度が定められている。(もっとも簡単には永住権は得られなさそうでした。)

日本人も多く住み、JAPANDAYという催しも毎年開かれているとのことでした。

こんな行って見なければわからない世界が私たちの住む日本からわずか10時間程度のところにあるのです。


       (大川画伯の作品)

では、大川御夫妻に話を戻しましょう。

大川画伯は、もともとは学校を卒業されご自身で起業され事業を立上げられたそうです。
その事業が軌道にのったころ事業を身内に譲られその資金で愛知県立美術大学に入られたそうです。
もともと、学校時代から絵や習字が得意でその素質が美大に結び付いたようです。

卒業後は美術を志す若者に教える仕事をしいたそうですが、ある日ニュージーランドに旅行をされたとき、
よしここに住もうと思い立たれたそうです。
それから、奥様とはいろいろ葛藤を経てご夫婦で移住されることになった。

永住権を得るためにいろいろ挑戦をされたそう人の集まる場所で字を書よくいたり、絵を描いたりして特技を
アピール。絵の素質が評価され大学で講師として勤めることになったとのことです。

        (大川画伯の作品)

奥様も大学の家政科の先生で、ご夫婦で芸術に対する理解はとてもあったようです。

お子様も
3人ニュージーランドで育てられ今では皆さんが、英国や中国などで国際的に活躍されています。

ニュージーランド在住ということもあり、大川画伯は個展を英国、ブラジル、日本等で開催されて
活動の幅も
とても広い。



  (奥様の作品)


そんなある日、ご自身のヨットで世界一周旅行の途中にシニアボランティアを紹介され、今度はシニアボランティア
に挑戦することになり、ヨルダンへここでも絵を通じての文化を広める活動に取り組まれ、青年海外協力隊の若者たち
ととても充実した時間を過ごされたそうです。
その後は、タイでも同様の活動を行い、奥さんが主体となって、インドネシアでも活躍され、最近もとのニュージーラ
ンドに戻られたとのこと。


大川画伯曰く、人生の節目、節目10年ごとに新しいことにチャレンジしてきたとのお話でした。

現在、大川御夫妻は70代なのですが、とてもお若く、話をしていると10~20歳は。お若く感じました。

そこの障子を開けて見よ、外は広いぞ  をまさに身をもって体現されて方たちだと感動いたしました。



           (奥様の作品 )