命の力 2015年2月22日
命はよくロウソクの炎に例えられます。
まさにその通りで生き物が生きるというのは、燃焼の法則によく似ています。
燃えるものと酸素と熱源が燃焼の3要素ですね。生き物も同様に栄養分と酸素
をもとにこれを燃焼させることで活動の力を得ています。では生き物とっての
熱源に相当するものは何なのでしょうか?
それは活力と呼ばれるものであります。
人間を例にとって説明しましょう。血液中に取り込まれた、栄養分と酸素とが
血管を通して、60兆個あるという細胞の多くに送り込まれ、そこで神経細胞
を通して働く活力によって、燃焼作用と同様のことが起こります。そこで栄養
分と酸素は燃焼され、その結果、力や思考が発生し、酸素は二酸化炭素に代わ
り、栄養分は老廃物に代わって、血管を通して体外に排出されていきます。
力を発生させるということでは、ロウソクの例よりもむしろ車のエンジンのほ
うが分かりやすいかもしれません。エンジンもガソリンと酸素をシリンダに送
り込みそこで点火プラグをスパークさせることで、エンジンは回り続けます。
このとき、酸素不足や、ガソリンに不純物が混ざるとスムーズな動きは得られ
ません。人の体も同様で、酸欠や栄養不足や栄養過多は体に悪影響が出てくる
ものです。だから、深呼吸や菜食が重要なのです。
そして、点火プラグにあたる、活力はどうでしょうか。
プラグは規則正しく点火しつづけてこそ安定した回転が得られます。
活力はどうでしょう、生き物にとって活力とは、魂ともいわれ、宗教では霊魂
、ヨガの世界では宇宙霊、村上和雄先生はサムシンググレートと言っておられ
ます。
この活力は、心を通して体内に取り込まれてくるのです。植物にも生成発展成
長する心というものがあります。
特に人間の場合は意志の力が大きく作用するようにできており、溌剌活き活き
としているときと、暗く消極でいる時とではこの活力に格段の差が発生するよ
うにできているのです。
だから常日頃、明るく朗らかに勇ましくありたいものです。
これが常にエンジンを円滑に回し続ける秘訣なのであります。