なぜ積極思考が大事か 2022年 5月 5日
積極思考はプラス思考とかポジティブシンキングとか言われて、とても大事な要素として取り上げられています。
でもなぜ積極思考が大事なのか。
結論からお話すると、それはこの大自然の実相が積極であるからなのです。
人間が、この大自然のなかに存在するようになって、考える力というものを進化させてきました。その結果として
この大自然の様子が人間の世界で、だいぶ分かるようになってきました。
我々が存在しているこの地球、今は太陽の惑星として認識されており、我々はこの太陽があるからここに存在でき
ているわけです。
この宇宙を考えるとき、地球から太陽までの距離1億5000万kmを宇宙単位1au(astronomical unit)と名付け
ています。
今から45年前に打ち上げられたボイジャー1号は、今は太陽圏と呼ばれる領域を出て94auまで到達したそう
です。
太陽の重力の及ぶ距離が12万5000au(2光年)というから、重力圏を出るには、あと約6万年かかること
になります。
太陽系外の隣の恒星が近くても4.4光年というから、ボイジャーでは13万年かかってしまうわけであります。
こうした太陽系の存在する銀河を天の川銀河と呼んでいるが、この天の川銀河の中に1,000億個~2,000億個の太陽
系のような恒星があるそうです。
そして更に大宇宙をみると、天の川銀河の様な銀河が2兆個も存在しているそうなのです。
この宇宙は、138億年前にビックバンという現象により発生しこの銀河間が急速な勢いで広がり続けているのだ
そうであります。
ここで考えてみましょう。少し前まではこの宇宙の時間と空間は無限と考えられていました。
しかし、ビックバンが想定されるということは始まりがあったということであり、やがて終わりもあるということ
です。空間についても無限ではないと考えられ始めているようです。ということはこの宇宙の外にも別の世界があ
るのかもしれません。
いま私たちがいるこの宇宙は、膨張しつづけている。これが実相なのです。
膨張とは広がることであり、これだけ大きな世界が広がり続けるということは大きなエネルギーが働いているわけ
です。すなわち世界が生成発展することを内包しており、この宇宙に存在する全てにこの属性が宿っているといえ
るのです。
ビッグバンから、我々の天の川銀河も膨張の方向に移動し続け、銀河内の太陽も核融合で燃え続けています。
この燃え続けることも生成発展の一環です。そしてその太陽の恩恵で生きている地球上のありとあらゆる生物にも
生成発展する力が与えられているわけです。
地球上の生き物を見てみると、38億年前に生物が発生してから実に見事に進化向上を遂げてきました。
そして我々人間はその頂点に立つことができているわけです。
考える力の素晴らしさは前述したとおり、他の生物では遠く及ばないところまで進化を遂げることができました。
考える力は、その考えた事柄をそのままに実現させるところまできているのです。積極を考えれば積極に、消極を
考えれば消極に。
考える力が偉大であるだけに、人間にはどんなことも考えられる自由度が与えられています。大自然の実相に合わ
せて積極なことばかりを考えられていれば問題ないのですが、人間であるがゆえの消極もあります。
いわゆる恐れ、怒り、不安、心配といったものです。こうした思考がでてくると、大自然から降り注いでいる生成
発展の気に蓋をしてしまうことになるのです。命の火が弱弱しいものになってしまいます。
そしてこの消極的な感情は、心に対して執着性をもっているのでよけいに厄介なものであるのです。
この執着性に気づいたら、まずはその原因となっている事象から離れることです。そこからの転換は積極が大自然
の流れのなかにあることを意識して、積極事象を探してそれを取り入れていく。心のなかは2つの事象は同時には
存在できませんから、積極が占める時間を増やしていくことです。
人間にとって積極とは、明るく、朗らかに、活き活きと、勇ましくあることです。
大自然の実相としては、真、善、美 となります。
最後になりますが、なぜ積極思考が大事か。それは、人間の積極思考と大自然の実相とが同じ波動をもつことで、
共鳴というか同期というような増幅作用が働くことになるからです。
例えていえば、ギター等の楽器が弦をはじいたとき大きな音になる。
放送局からの電波を周波数を合わせることで明確な声や映像でとらえることができる。
サーフィンで波に乗って遠くまでいける。
等々数え上げればきりがありませんが、皆さんも経験で沢山のことをご存知のはずです。
日々の生活にこの原則を生かさない手はありません。
大自然の実相にそった積極思考を磨いていきたいものです。
恐怖は常に敗北を招き、勇気は常に勝利をもたらす。
大自然の真理をあらわした言葉であります。