思いは実現する 2019年8月3日
私たちは、太陽の恩恵を受けて生きています。
それは目に入る色彩のすばらしさ。色とりどりの景色を感じ取ることができることで恩恵を感じ取ることができます。
太陽が無ければ、こうした色もなく、暗黒の世界になってしまいます。
それだけではありません。私たちは薄々太陽が無ければ我々の地球も存在していないこと、そして、地球上の生きとし
生けるもの全ても存在しえないことは、なんとなくわかっているのです。
そして、この太陽からのエネルギーは地球上に降り注いでいます。
私たちが食用としている植物、野菜は、この太陽からのエネルギーを1万倍に濃縮して存在しているそうです。
日照不足による不作の話を聞くたびにいかに太陽エネルギーの影響が大きいか感じさせられます。
最近良く話をきく植物工場の話にしても人工の光だけでは葉物以外ではとても商業ベースには乗らないのだそうです。
そうした太陽エネルギーを濃縮した植物を食する我々人間はそのまた10倍、太陽エネルギーを10万倍に濃縮した形で
生きているのだそうです。
太陽がもたらしてくれた我々の生命を考えるとき、太陽からの何らかの意志が込められていると思うのです。
こうした地球上の営みは絶えず生成発展している方向性はなんとなく感じられるところです。
これは太陽に意志があるからなのでしょうか?いえ、それよりもっと大きな力がこれを動かしていると考えた方が
自然なのではないでしょうか。
38億年前に生命が発生し、現在の我々に至るまで生命は進化し続けてきました。この方向性は、生成発展するという
原則に則っています。
生物の進化の中で言われているのが適者生存の法則です。
生成発展、適者生存の原則に従って、進化した結果が我々人間です。
そして我々人間だけに、他の生物に無い思考、想像という特性が与えられています。
思考する、想像するという機能は、私たちの身の回りを見れば明らかですが、太陽をはじめとする宇宙の力による
自然物を除けば、全て我々の思考、想像から生み出されたものばかりです。これは何を表わしているのかというと、
思考、想像という機能は自然法則の持つ機能の最高の機能でありそれに沿っているから事象が具体化しているといえる
のです。
我々人間はこの最高の機能を獲得したということです。
逆に言えば、我々の思考、想像するものは、いずれは具体化してくるということなのです。建設を思えば建設が、
破壊を思えば破壊が、もっと身近でいえば、良くなろうと思えば良くなり、悪くなろうと思えば悪くなる。
健康になろうと思えば健康に、病を恐れれば病になる。という法則が私たち人間には備わっているということです。
英語のことわざに Fancy may kill or cure というのがあります。“思いは人間を殺しも生かしもする。
思考、想像は、これほどに力のあるものなのだと教えてくれています。
知っていながらわざわざ自らを死に向かわせる必要はないではないでしょう。
大自然の方向が生成発展しようとしているのですから、思考、想像もそれに沿わせてやることが本来の姿です。
人生は、明るく、朗らかで、いきいきとあるべきもの。
思考、想像は実現するものという、大自然から折角頂いた貴重な機能です。存分に活用して生きていきたいものです。